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【過去記事】新ダイワE398D チェンオイル漏れ故障診断、加速不良修理完了
プラウ長岡店の柳です。
長岡市内の建設機械販売修理業者からの修理依頼です。
新ダイワE398D 2台持ち込みいただきました。
1台はチェンオイル漏れ修理
もう1台は点検整備です。「来週月曜日に使いたいのでそれまでに直してほしい」という御用命なので早速故障診断と見積もり開始します。
1台目はクラッチ、チェンテンショナーを外して原因が分かりました。↑
チェンテンショナースクリューのポールがクランクケースを割ってしまったようです!
オイルポンプやオイルホースからのオイル漏れなら安く修理できましたがクランクケース交換すると高額修理になるため、この機体は修理しないことになりました。
でもなぜクランクケースが割れたのか?不思議ですが、もしかしたら前回整備した人が間違えてポールの向きを逆に組んだのか、異物が挟まったのを確認せずにそのままスプロケットカバーを締め付けたのかもしれません。
2台目の診断開始します。動作確認するとエンジンかかりますが加速が悪いです。スロットルの反応が悪い感じで排気ガス中に煙が多く出ます。
燃料が濃すぎる感じです。
圧縮圧力点検すると正常です。
圧縮、点火OK、燃料濃過ぎてエンジン不調なので燃料系統の点検します。
燃料フィルターはやはり汚れていました。交換してスパークプラグも交換します。
ここまでで再度動作確認します。症状変わらず。
キャブレターが原因で空燃比が異常になっています。
キャブレターのインレットコントロールレバーの位置が高過ぎです。↑
基準値はキャブレターボディとツライチ(面一)です。
他にもポンプダイヤフラムの膨張、メタリングダイヤフラムが固くなっていました。
部品在庫ありましたのでお客様に連絡して修理を続けます。
こんな感じにレバーの高さを調整しました。
組立後、エンジン始動、暖機運転してキャブレターを調整しました。
この機体は最高回転数12,000rpmでやや低いです。
修理完了しました。日本製、平成17年式で比較的新しい?12年前の機種ですが、チェンブレーキは付いていません。
STIHL製品は20年前の機種でもチェンブレーキ標準装備しているのでチェンソーはドイツSTIHL社が信頼性、耐久性、操作性が優れていると思います。
STIHL SHOPですが新ダイワも修理可能です。
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