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【過去記事】ホンダHS80JS 走行不能修理+オーガクラッチレバーが保持しない修理
プラウ長岡店の柳です。
昨年中古で販売したホンダHS80JSです。
「作業中にガラガラ音がして走行不能になった。」と聞いて嫌な予感がしました。
HS80JSの弱点というか経年劣化でいつか必ず壊れるのがアレです。
ガソリン、エンジンオイル、バッテリーを外して逆立ちにします。
立てた方が作業がしやすいのでHS80JSは良く工場で立たされます。(笑)
クローラ、ドライブシャフト、トランスミッションなどを外した状態です。
故障原因
1, トランスミッション内部ベアリングが破損してボールがバラバラになってました。
シャフトがグラグラしてギヤが嚙み合わないので動力が伝わらないです。
2, 左側のファイナルギヤが摩耗しています。ギヤが摩耗して尖っています。このまま使い続けるとギヤが欠けて走行不能になります。工場内にあったHS80JSから部品取りました。
部品供給は終了しているので状態のいい中古品を探すしか方法がありません。
3, フリクションシャフトギヤが段付き摩耗しています。左側、これも工場内のHS80JSから部品取りました。
ベアリングは新品交換してファイナルギヤ、カウンターギヤにモリブデングリスを塗布して準備OKです。
トランスミッション、ドライブシャフト、フリクションディスク、クローラスプロケット取り付け完了しました。
クローラを付けました。フリクションディスクの隙間調整をします。隙間が適正でないと摩擦力が弱くて坂を登れません。
試運転して快調に走行、雪を飛ばしますが、オーガクラッチレバーが保持しないので作業性が悪いです。ここも修理します。
ロックする爪の動きは正常なのに爪の引っかかりが浅いため振動で勝手にオーガクラッチが解除される原因は+ドライバーで刺した場所↑の走行クラッチレバーと連動して走行クラッチケーブルを引っ張り、オーガクラッチを解除させるここが高いためにロックしにくかったので、STIHL純正やすりで削って修正します。
修正完了しました。ガッチリロックしてエンジンの振動でも外れません。テスト済みです。
お客様大変お待たせ致しました。ホンダHS80JS修理完了しました。
ホンダHS80JSで除雪作業を楽しんでください。
小さいけどパワフルで驚くほど雪が飛ぶ優秀な機械です。
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