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【過去記事】ウォルブローHDAの困った問題 新ダイワEC7500S
世間は休日モードですが私、小関は工場にこもって機械の整備です ヽ(;´Д`)ノ
今回の患者は新ダイワのエンジンカッター「EC7500S」 (ノ゚ο゚)ノ
症状は「アイドリング高過ぎ」「エンジン止まる」です。
他社販売品の修理を取引業者様よりお預かりしました。
チェンソー趣味の人は「何だ、建設機械か」ヽ(;´ω`)ノ
って畑違いと思ったら大間違い!
今回の問題はチェンソーにも起こる大問題なんですよね。
症状を確認すると、なるほどおっしゃる通り。
圧縮圧力もOK。
点火正常。
エキゾースト詰まり無し。
って事でキャブが原因と断定 ヽ(`Д´)ノ
この機種はウォルブロー社のHDA型キャブレターが装着されてます。
実はこのキャブレターしょっちゅう問題を起こすんで「嫌い」です、私。
↑の写真暗くて分かりずらいですが燃料漏れを起こしてます。
でも、燃料ホースからじゃないんです( ̄□ ̄;)!!
キャブがマル見え。
燃料漏れはキャブレター上部の蓋部分からなんです。
HDAキャブレターでココから漏れてたら「即修理」です。
そのまま使い続けると「エンジン焼付きます」 ( ゚ ▽ ゚ 😉
例の蓋を外したところです。
中央の+ネジ一本で締めてます。
赤い矢印の先、面積の広い部分がポンプ部。
伸びきって変形し盛り上がってます ∑(゚Д゚)
もっと問題は青↑の部分。
何と、はみ出てます ( ̄□ ̄;)
キャブレターからの燃料漏れはこの部分からの流出です。
ココ、燃料ポンプなので圧送時にキャブからガソリンが漏れだし、吸入時には外気をポンプに吸い込みます。
結果、エンジンが不安定になります。
高速高負荷運転時には吸い込んだ外気の分だけ空燃比が薄くなり「エンジン焼付き」を引き起こします。
2013年製造なんで当たり前ですが、HDAのポンプ部はダメなんです。
って事で今回もダイヤフラム交換となりました。
この機体はユーザーが異変に気付き整備に出してくれたので最悪の事態は免れましたが、このまま使い続けてたら非常に近いうちに焼付いてたでしょう。
このキャブレター、実は色んなメーカーのチェンソーに採用されてます。
自分のキャブがHDAの人は要注意です。
実は私の自家用チェンソーもHDA ヽ(゜▽、゜)ノ
毎年ダイヤフラム交換をしてますが、毎年はみ出てますね(´д`lll)
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