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【過去記事】STIHL チェンソー MS200 現場でエンジン始動しなくなる修理


プラウ長岡店の柳です。毎日チェーンソーの修理をしています。
STIHL MS200 現場で作業中にエンジンが再始動しなくなるという症状で修理入庫しました。
現象確認をしようと試しましたが、工場では確認できませんでした。

異常ないかと思いましたが、お客様から山に行くとエンジンがかからなくなるので
直してほしい!と言われ、修理見積もりを始めます。

 


基本的な点検順序から
1、マフラーを外してシリンダー内壁&ピストン点検、縦キズ(焼き付き)がないか点検します。
この機体は傷なし。正常です。

2、マフラーを取り付けてエンジンがかかるかテストします。リコイルを何回も引いてもかからない、初期爆発だけでエンジンかからない場合があります。

3、エアークリーナーを外してエンジンに直接燃料かキャブクリーナーを注入して再度始動テストします。この状態でエンジンがかかる場合はキャブレターが原因です。
ダイヤフラムの硬化、キャブレター内部フィルターの詰まり
または、燃料ホースの劣化が考えられます。

 


綺麗な状態で見た目では詰まりは考えられませんでした。
キャブレター分解清掃、ダイヤフラム、ガスケット交換して組み立てていきます。


ピックアップボディ(燃料ストレーナー)が詰まるとエンジンが焼き付く原因になるので交換します。


組立て後、キャブレター調整して修理完了しました。試し斬りしてエンジン暖機後も一発でエンジン始動します。
軽量コンパクトハイパワー、今流行りのダウンサイジングSTIHLチェーンソーです。
現行機種はMS201C-M コンピューター搭載ハイテクマシンです。

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