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【過去記事】除雪機は格納前整備が重要です。 HSTオイルの交換方法について
冬の間毎日活躍してくれた除雪機もそろそろ仕舞支度の時期(ノ´▽`)ノ
今日はリクエストの多い「HSTオイルの交換方法教えて」にお答えします。
HSTはエンジンの回転力で油圧ポンプを回して油圧モーターを回転させ機械を走行させるミッション (ノ゚ο゚)ノ
今回はホンダのスタンダード機「HS970SV」で解説します。
*HS760、HSS970nなどもミッションは同じです。
HSTオイルはこのタンクから入れるんですが、汚れを気にする人は少ないかな?
キャップを開けると凄い事に Σ(゚д゚;)
これはかなり汚れてます、本来の色は↓
交換時はホンダ純正HSTオイルを使用して下さい。
全量抜き替える場合は5W-30のガソリンエンジン用オイルも使用できます。
(ガソリンエンジンオイルだと色が茶色なので好きじゃありません、私)
純正が入手困難ならハイドロリックオイル VG32を使うのが良いですね。
バックホーやブルドーザーなどの重機屋さんで普通に使ってるオイルです。
抜き取りは機体下部後ろのプレートを固定しているボルト4本を外します。
その時手動と自走の切替レバーのスプリングを外して下さい。
無理に引っ張ると伸びちゃいますヽ(*’0’*)ツ
コンな感じでHSTミッションが見えます((((((ノ゚⊿゚)ノ
赤矢印のボルトを外すとオイルが出てきます。
コレしないとエンジン下部プレートがオイルまみれに…(/_;)/~~
それにしても汚いオイルだ。
コレ、ミッション内部で出た金属粉 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
タンクの底にも汚れが沈殿してるんで綺麗にして下さい。
注)オイル交換作業中は絶対に走行させちゃダメです。
ポンプにエアが入ると抜くのが大変、走行出来なくなります。
「重要なのは機体を45度以上前へ傾ける事」
*↑の状態ではまだ足りません∑(゚Д゚)
水平状態ではエアが抜けません、エア抜きが不完全の場合走行不能状態になるので注意深くエア抜きをしましょう。
この角度を維持したままタンクにオイルを注入していきます。
疲れるんでスロープとか坂道を利用してください (ノ゚ο゚)ノ
タンクにオイル注入するとゆっくり泡が出てきます。
凄くゆっくり、「ポコポコ」と出ます。
最初は1分に一個くらいのペースです( ゚ ▽ ゚ 😉
泡が上がって来ると油面が下がるのでオイルを足して行きます。
30分程で泡が出切ったら機体を水平にしてタンクの目盛の上限まである事を確認、足りなければ足して下さい。
キャップを閉めてエンジンを始動しニュートラル位置で主クラッチを握ります。
油面が十分な事を確認したら前進、後退を繰り返し油面が低下しないか確認しながら1~2分程走行します。
上記操作後エンジンを停止し、キャップを開けて油量を最終確認。
規定量なら完了です。
寒い時期はオイルが硬くて泡が抜けにくい事があります。
室温程度に温めてから注入するとスムーズにエア抜きができます。
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