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【過去記事】ワドー除雪機 SS139VHの整備 つづき
難航していたワドー「SS139VH」の整備が完了しました (-。-;)
前回は各部分解点検までいきました。
つづきをお伝えします (ノ゚ο゚)ノ
ブロワーが抜けない「アクシデント」をなんとかクリヤー (ノ´▽`)ノ
この機種もそうですが、構造の同じホンダのHS1810Zなども「ブロワー軸」と「ブロワー・シャーフランジ」が固着している事が殆どです。
これが軸に固着して抜けない (/TДT)/
想定内でしたが、今回のは頑固。
軸の溝にキーが入ってるんでコノ部品を抜かないとブロワーが抜けません。
一緒に抜こうとプーラーで強引に引くとキーがブロワーのブッシュに食い込み最悪の事態になっちゃいますよ。
今回はブロワーシャーフランジを切断し取り外しました Σ(゚д゚;)
経験上コレが一番早い方法ですね。
オーガミッションのオーバーホールはホンダハイブリッド機HSM1590iの部品で組み換えます。
案の定、オーガ軸はこの通りキー溝は「ガタガタ」( ̄□ ̄;)!!
HSM1590iの軸はキーじゃなくてこんな構造になってます。
キー1本とは比べ物にならない耐久性ですね。
内部ギヤー類も交換し新品同様にします。
この軸にブロワーとフランジが固着していました。
腐食して膨張したんですね、表面を処理し音の出ていたベアリングを交換。
この機種の弱点「ジョイントパイプCOMP」の交換です。
作業にはクローラーと転輪の取り外しが必要 \(゜□゜)/
左右のトラックフレームとハイトシリンダーの下端を接続する重要な部品がジョイントパイプCOMP。
これがよく折れます ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
なんか形が違います (ノ゚ο゚)ノ
パイプに補強が…
これなら折れないでしょう。
オーガ取り付け部フレームのヒビ割れは前回確認していましたが、エンジン取付部のフレームにもヒビ割れが…
ついでに溶接で補修しておきます。
SS139VHは鉄板が薄いんで注意しないと色んな所にヒビが入ってます。
以前にもコノ部分が割れて「エンジンがグラグラ」になってた機体が ヽ(`Д´)ノ
オーガ取付部のヒビも溶接補強しましたよ。
この時期は乾燥に時間がかかります。
ギヤーが少し削れてます (=◇=;)
定期的にグリスアップとモーターピニオンの隙間を調整すればこうはなりませんが、今回は交換する程ではない為再使用。
(ホントは交換したいかな)
この機種はホンダの中型機と違って「オーガプーリー」を組んだ状態で本体に組み付け出来ます(ノ´▽`)ノ
当然、外す時もプーリーは付けたままでOK!
ローリングシリンダー接続部がハウジンに付いてます、ホンダの様に別体じゃないんです、ホンダもこうすればコスト下がるのに ( ゚ ▽ ゚ 😉
親切設計ですね。
その他、油脂類の交換や可動部の調整を行い組立完了 \(゜□゜)/
試運転を行い作業の最終検査を行い完成。
イイ飛びします。
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