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【過去記事】コバシ除雪機「ST10」のベルト異常摩耗
黄色い除雪機 コバシ「ST10」のベルトが異常摩耗ですΣ(゚д゚;)
昭和の名機、ST10ですがまだまだ現役ですヽ(゚◇゚ )ノ
今回の患者はベルトが異常摩耗、アッと言う間に「ビロビロ」になっちゃいます。
原因を観察すると…
①オーガテンショナー付け根軸穴が摩耗して「ガバガバ」Σ(゚д゚;)
②プーリーの表面が腐食して「ガサガサ」
③カウンター軸とエンジンの位置関係が「ズレてる」
↓ここが問題のオーガテンショナー付け根。
こうなるとテンショナーが傾いてベルトの片面が異常に摩耗します。
穴が広がってガタガタです、でもこの穴ってフレームに溶接されたブラケットに開いてるんです \(゜□゜)/
軸と接触する部分は薄い鉄板の厚みしかなく摩耗して当たり前の設計ですね。
って事で改造して耐久性を向上しながら修復します。
線で支える→面で支えるようにします。
まず、作業の支障になるカウンターシャフト取付ステーを切断 (ノ゚ο゚)ノ
おもい切りが必要です、ばっさりやっちゃいます。
テンショナー軸を取り付けている「穴」を広げるんです。
リューターでゴリゴリ削ります。
摩耗した軸の方も手仕上げで修正。
チョッと小さめのカラーを見つけるのがポイントです。
先ほど切断したカウンターシャフトのステーをフレームに溶接します。
入庫時はステーの付け根にクラックが有りました(((゜д゜;)))
コレじゃー何度ベルトを交換してもヤスリで削るようなものです。
カウンター1次プーリーと合わせ研磨を行い「つるつる」に仕上げます。
これで一安心、ベルト交換のコストも大幅に減らせます。
「ベルトが異常に減る」って人は要チェックです。
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