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【過去記事】ホンダ除雪機★HS760JS★オーガ部修理です
他社で購入されらお客様より預かったホンダ除雪機HS760JSの修理です。
基本整備と各ベルト、オーガミッションオイルの交換です。
小型機はベルト交換時、オーガケースを取り外します。
オーガ部分を外すとスッキリしますね、駆動部分が丸見えで作業性はとても良好です。
上の小さい方がクランクプーリー、下の大きい方がミッションプーリーです。
ミッション用は、バンドーSA‐27(強度指定 RED‐SⅡ)
オーガ用は、バンドー SB‐35(強度指定 W800)
オーガベルトのW800は「超高強度、超高屈曲性」を有する強いベルトです。
これよりグレードの低いベルトを使用すると耐久性に問題が出ます。
W600やスーパーゴールドは避けたいですね。
実は、この写真にはある不具合が写ってます∑(゚Д゚)
なぜかオーガブレーキが焼けてます。
この部品はオーガレバーを握ると(オーガON)で左に移動しオーガプーリーから離れます。
逆にオーガレバーを離すと右に移動しオーガプーリーに接触しオーガにブレーキを掛けオーガの回転を止める役目をしています。
原因は以前オーガケースを取り外した人が、オーガハウジングを組み付けるときにプーリーの外周に当たる様に組む所、良く確認せずに内側に入ってしまった状態で組んだ為です。
当然プーリーにはこすれた跡が付いてます。
かなり音が出てたはずですが・・・
実はこのHS760とHS970シリーズは組み付け時に注意して組まないとこうなります。
きっと作業者は不慣れな方だったのでしょう。
(うちの新人メカニックもやらかしたことがあります)
自分でベルト交換する人は注意して下さいね。
このプーリーの奥にはベアリングが付いています。
オーガを回転させた時に「ゴーッ」と言う音が出るときはベアリングが損傷しています。
当社で中古機整備を行う時は基本的に交換しています。
指定のベアリングは6004UU(純正番号96150-60040-10) 両面ゴムシール付きのタイプです。
ベアリングが損傷している機体はオーガプーリー軸とベアリングインナーレースとの当り面が摩耗している事が殆どです。
新しいベアリングを入れても緩々で組み付けてもプーリーがガタガタします。
プーリーの部品は¥3300程なので、不具合時は交換します。
消耗品の交換で整備前とは見違えるくらいスムーズに作動するようになり、音も静かになりました。
これで今年の冬は快調に使える事でしょう。
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